新規入庫のご案内(ロータスエスプリHCターボ)

 

水冷 直列4気筒 DOHC 2173cc(ハイコンプレッションターボ)5速MT
馬力  :215ps/6000rpm
トルク :30.5kgm/4250rpm

走行  :14,000km

 


全長:433cm

全幅:186cm
全高:116cm
車輌重量:1210kg
定員:2名

種別:正規物(ディーラー車)

 

 

 

中期デザインと呼ばれる(1987年~1992年) これが、「ニューシェイプ1」
中期の「ニューシェイプ」デザインは、「ジウジアーロ」の角ばったデザイン
の角々に丸みを持たせたような感じですが、これをデザインしたのが当時社内

デザイナーをしていた、「ピーター・スティーブンス」彼は、この「エスプリ」

で名を売り、後に独立、「マクラーレン F1」や「ジャガーXJR15」などの

スーパーカーデザインを手がけることになります。

 

 

伝統のバックボーン・フレームにボディ造作は、「VARI」と呼ばれる、所謂「真空アシスト樹脂噴射」

方式になりました。
金型の中を真空にして樹脂を張り付けるという作り方ですが、この手法により以前モデルとは比較になら

ないほど、ボディ精度を増すことに成功しています。

 

 

 


「エスプリ」というモデルは、その小さな排気量を補うため、1980年から販売を始めた

「ターボ付き」モデルに主力をおくようになります。
これも、チャプマンの一流の仲間入りがしたいという意向であるとか、無いとか・・

(諸説あり)

 

現状、不思議なくらいまともな個体がないのは何故か??? あくまでも憶測でしか

ありませんが、長きに渡った低価格流通で大切に扱われた個体が少ないからでは??? 

と思われます(こちらも諸説あり)



後に「エスプリ」もインジェクション・ターボに進化しますが、こちらのエスプリはキャブターボエンジン

になります。

ターボエンジンは高熱を放ち、ただでさえ風が吹き込まないミッド・シップのエンジン・ルームで焚き木を

しているようなものです“(-“”-)”故障しない方がむしろ、不思議かもしれません (・・?

 

「ニューシェイプ1」には、当初3つのモデルが用意されていました
・NAの「HC」
・キャブ・ターボの「ターボHC」
・インジェクション・ターボの「HCPI]

 


今回ご紹介の「ターボHC」が興味深いのは、その生産年の短さにあります。1987年

(実際には88’モデル)に発売したかと思うと・・

なんと1990年で生産中止。実質3年間しか販売されていません。 

 

これではエスプリの存在を知ってる人が少ないのも無理がありません。


ではなぜ、生産中止になったか? それは、全てを「ターボ・モデル」としたから。

つまり、数字(スペックの高い)を前面に押し出して、販売したかったようです。
この販売戦略は結果的には成功し、今やロータスは英国を代表するスポーツカー

メーカーにまで上り詰めることになりました。

 


海外では、近年「エスプリ」再評価が始まっていて、当然、古い順に高額となっています。

つまり、ターボHCの極上車が高額となり良い個体は、1千万円以下では買うことが難しく

なってきました。初代の血を引き継ぐエスプリモデル「ターボHC」このモデルの極上なる

個体がここ日本で現存していることはまさに奇跡です!

むしろ、車好きで物を大切にする日本人だからこそ、このような状態で残されているのかも

しれません。


リゾートガレージでは、どうしたら古い車も良いコンディションを保てるのか??
今後もこのテーマを重んじてまいります(*^▽^*)